岩谷産業、エーテックを連結子会社化に 低温機器事業を強化
岩谷産業は、日本エア・リキードのジャパン・エア・ガシズの一事業部門であるクライオ事業部及びエーテック(同社と岩谷グループとの合弁会社)からなる低温機器販売・製造事業の買収を7月1日付で結了したと発表した。
エーテックが、クライオ事業部を会社分割によって譲り受け、岩谷グループが、エーテックの発行株式の96%を保有する。
この買収によりエーテックは今後、岩谷の連結子会社になる予定であり、グループとして、(1)高圧ガス貯槽・物流関連技術の取得・集積(2)LNG事業とのシナジー効果(3)低温機器・エンジニアリング事業の母体としてのシナジー効果を期待。
現在、岩谷グループが注力している液化水素事業やLNG事業等、海外の産業ガス事業拡大までも視野に入れつつ、次世代に向けた基幹事業運営の1つの柱として位置づけていく考え。
エーテックは、クライオ事業部のメンバーを迎え入れ、従来からの明石市二見の本社に加え、大阪、名古屋、東京に新たにオフィスを構え、7月1日より新体制で営業を開始している。
前後の記事
記事バックナンバー
- [-]岩谷産業、エーテックを連結子会社化に 低温機器事業を強化 2011/07/19 火曜日