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三井住友建設、地震に強い超震構造マンション「スキットノア」開発

スキットノア
地震に強い超震構造マンション「SuKKiT Noah(スキットノア)」(写真・三井住友建設)
 三井住友建設は14日、地震に強い超震構造マンション「SuKKiT Noah(スキットノア)」を開発したと発表した。震度5強程度の地震後もライフライン復旧までの1週間程度住み続けられ、また、大規模な補修を要しないなどの特長を持つ。

 東日本大震災では、東京都心をはじめ、首都圏でも震度5弱から6強の揺れが観測され、一部では液状化による地盤沈下やインフラ損壊、交通機関のマヒなど大きく混乱した。

 同社によると、住宅系の建築では、杭基礎ではない小規模の建物の傾きや浮き、内外装仕上げ材の損傷、設備機器の不具合やピット式機械駐車場が使えなくなるなど住民の生活に支障をきたす状況が多く発生した。しかし、耐震設計された一定規模以上の中高層マンションは、構造躯体にはほとんど損傷が見られなかったという。

 そこで同社では、はこれらの点に着目し、建築の仕上げや設備の地震に対するレベルを構造躯体と同程度まで引き上げ、躯体・仕上げ・設備が三位一体で機能することで、平常時はこれまで以上に使い易く、万が一の地震後もライフライン復旧を待つ間(1週間程度)住み続けられ、また大規模な補修を要しないマンションを目指して同製品を開発した。

 同社では今後、免震構造と組み合わせた高さ60メートル以上の超高層建物対応版などの開発を進め,居住性・快適性・経済性に,さらに震災対応という機能を加えた新しい高付加価値マンションを提案し続けるという。


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