東洋紡、大津医薬工場で注射剤製造設備を増設 約12億円投資
東洋紡は5日、大津医薬工場(滋賀県大津市)で注射剤製造設備を増設することを発表した。増設する設備は、注射剤無菌充填および凍結乾燥設備で、稼動すれば充填能力は1時間に1800本に強化される。投資額は約12億円。2013年1月の稼動を目指す。
生活習慣病の世界的な増加に伴い新薬の開発を行ってきたが、開発の困難であることや、2010年前後に主力医薬品の特許が切れることから、癌や自己免疫疾患に有効なバイオ医薬品の開発を力を入れている。今後も世界的にバイオ医薬品市場は拡大するものと見られる。
同社では、バイオ医薬品の開発および製造の経験を積み重ね、初期治験薬から医薬品製造まで対応できる受託専業メーカーとして事業を拡大してきたが、市場の拡大に対応するため、注射剤製造設備1系列を増設することを決定した。
前後の記事
記事バックナンバー
- [医療機器]東洋紡、大津医薬工場で注射剤製造設備を増設 約12億円投資 2011/07/06 水曜日