2011年QS世界大学ランキングを発表、6つの社会科学学科で比較
【ロンドン5日PRN=共同JBN】26分野をカバーする専攻学科別・2011年QS世界大学ランキングはウェブサイトhttp://www.topuniversities.comで閲覧可能で、ランキングは世界中の大学を網羅した学部レベルの総合的な比較を提供している。
同ランキングの要点は以下の通り。
*統計学、社会学、政治学、法学、経済学、会計学の6つの社会科学学科で新たな世界ランク付けした。
*経営学、会計学、経済学の卒業生が雇用者の間では最も人気がある。
*米国は119の大学が少なくとも1学科でランク入りし、次いで英国(64大学)、ドイツ(39大学)、オーストラリア(31大学)、フランス(31大学)、カナダ(21大学)、日本(18大学)、中国(14大学)、オランダ(14大学)の順だった。
*26分野をカバーする2011QS世界大学ランキング学科部門の全リストは次のウェブサイト上で閲覧できる。
http://www.topuniversities.com/university-rankings/world-university-rankings/2011/subject-rankings
専攻学科別・QS世界大学ランキング(登録商標)は世界でさまざまな学科レベルで大学を順位付ける初めてのランキングである。このランキングは、各学科に適したメソドロジーを用いて、学術評価・職員評価・論文引用率(Academic Reputation, Employer Reputation and Citations per Paper)に基づいている。
今回の調査は最高の卒業生を輩出する大学について、全体評価と調査対象学科の両面で大卒の雇用者に質問した。最も求められているのは、経営学、会計学・金融学、経済学の卒業生だった。
ランキングリストの上位を占めたのは、ハーバード大学(17学科で卓越)、マサチューセッツ工科大学(MIT、6学科で卓越)、ケンブリッジ大学(2学科で卓越)、オックスフォード大学とスタンフォード大学(それぞれ1学科で卓越)だった。6つの社会科学学科において、ハーバード大学は社会学、政治学、法学、経済学、会計学でトップを占め、スタンフォード大学は統計学がトップだった。
▽雇用者評価によるトップ5大学
学科 大学 全体ランキング 雇用者ランキング
社会学 ケンブリッジ大学 4 1
ハーバード大学 1 2
オックスフォード大学 3 3
LSE 10 4
MIT 19 5
統計学 ハーバード大学 2 1
ケンブリッジ大学 4 2
オックスフォード大学 6 3
LSE 15 4
メルボルン大学 16 5
政治学 ハーバード大学 1 1
オックスフォード大学 2 2
ケンブリッジ大学 3 3
スタンフォード大学 7 4
イェール大学 6 5
法学 オックスフォード大学 2 1
ハーバード大学 1 2
ケンブリッジ大学 3 3
スタンフォード大学 5 4
LSE 7 5
経済学 ハーバード大学 1 1
オックスフォード大学 5 2
ケンブリッジ大学 6 3
LSE 4 4
スタンフォード大学 3 5
会計学 ハーバード大学 1 1
オックスフォード大学 2 2
ケンブリッジ大学 4 3
LSE 6 4
スタンフォード大学 5 5
QSの調査部門代表のベン・ソウター氏は「世界的な人の移動と個々の学生への学費負担が増しており、ランキングはより詳細で、かつ比較情報の必要性に応えることに焦点を合わせる必要がある。世界の雇用者の見方を組み入れることは、これらのランキングが単なる研究から脱却し、さまざまな学位プログラムが実世界市場の価値観を反映することになる」と語った。
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- [国際情報]2011年QS世界大学ランキングを発表、6つの社会科学学科で比較 2011/07/05 火曜日