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スター精密、タイに新工場建設へ CNC自動旋盤生産能力増強

 スター精密は6月30日、タイのナコンラチャシマ県に、工作機械の生産子会社を設立し、CNC自動旋盤等工作機械の生産を行なう工場を建設することを発表した。総投資額は3年間で31億円。

 同社の工作機械事業は、主力製品であるスイス型自動旋盤(主軸移動型自動旋盤)のシェア拡大を図るとともに、昨年新たに開発し市場投入したターニングセンターおよびCNC自動旋盤(主軸固定型自動旋盤)の売上を加えることで、工作機械事業の連結売上高を2018年2月期を目処に、当期(2012年2月期)261億円(予想)の倍増となる500億円とすることを目指している。

 現在、同社の工作機械は、国内の当社菊川工場および中国の大連工場(斯大精密(大連)有限公司)を生産拠点としているが、新たな生産拠点の設立により2018年2月期に、日本、中国、タイの3つの生産拠点により月産500台、年間6000台の生産体制を整える予定だ。

 新設工場は、当初100人の体制でスタートし、現地調達と日本および中国・大連からの部品支給による組立生産(ノックダウン方式)を行なう。その後、加工設備を導入し、500人規模の体制で部品加工から最終組立までを行なう一貫生産が可能な量産工場とする計画。


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