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採取鉱物の分析結果は有望、豪クイーンズランドのアイアン・グレン地区

【タウンズビル(オーストラリア)17日PRN=共同JBN】オーストラリアのクイーンズランドを本拠にする鉱物探査会社のストラテジック・ミネラルズ社(Strategic Minerals plc、AIM:SML)は17日、昨年10月に探査した場所から北西2キロの地点で採取した評価用の表土岩石片の分析結果を発表した。このサンプリング採取は、アイアン・グレン・プロジェクト(Iron Glen Project)でのリード・ベリー・プロスペクトで行われた。

分析サンプルは、スカルン鉱床の露頭から採取したもので、露頭はストラテジック・ミネラルズ社の探査を担当しているテラ・サーチ社(Terra Search Pty)が発見した。テラ・サーチ社は探査区域を縦走する有望な花崗閃緑岩とスカルンが重なる場所を地質学的、地球化学的に探していた。前回までの探査で、今回の重なる場所が多金属ベースの金属や磁鉄鉱の鉱脈として有望であることが分かっていた。

ストラテジック・ミネラルズ社は、最新の探査活動で分析されたスカルン鉱床に関する11の岩石片サンプルに関する分析結果を2011年6月10日に受け取り、2011年6月13日取締役会で検討した。分析結果は以下の通り。

 *7サンプル:1%以上の鉛(Pb)を含む。いくつかは5%以上で最大20%の鉛を含む。
 *4サンプル:1%以上のスズ(Zn)を含み最大4・6%のスズを含む。
 *4サンプル:1%以上の銅(Cu)を含み最大3・2%の銅を含む。
 *9サンプル:1トン当たり30グラムの銀(Ag)を含み、いくつかはトン当たり100グラムから最大1500グラムの銀を含む。

ストラテジック・ミネラルズ社のパトリック・グリフィス最高経営責任者(CEO)は以下のように論評している。「リード・ベリー地区の分析結果は、この段階で重大な発見とするには時期尚早だが、結果ははっきりと多金属システムの存在を示しており、われわれの目的は試掘の結果が明らかになって初めて分かる鉱床の中に、貴金属・卑金属がどれだけ広がっているかを見極めることである。リード・ベリーでの試掘は、アイアン・グレン地区での既に知られている磁鉄鉱脈範囲を調査する計画に追加することになる。2011年も北部クイーンズランドでのアイアン・グレン・プロジェクトで、磁鉄鉱と多金属システムの探査を継続したいと考えており、試掘結果が明らかになった段階でさらに発表することになろう」

▽有資格者について
探査結果に関連する今回の発表における情報は、サイモン・D・ビームズ博士によってまとめられた。博士はテラ・サーチ社の社員で、ストラテジック・ミネラルズ社の完全子会社であるアイアン・グレン社(Iron Glen Pty Ltd.)によってコンサルタントとして雇用された。

▽ストラテジック・ミネラルズ社について
ストラテジック・ミネラルズ社は、2010年11月16日英国で法人格を取得したクイーンズランドを本拠にする企業。同社の完全子会社アイアン・グレン社はアイアン・グレン・テナメントの所有権を持っている。同地区はオーストラリア・クイーンズランドのタウンズビル南西約40キロに位置している。このテナメントは2100ヘクタールにおよび、一年中ばら荷積み込みが可能なタウンズビルのディープウォーター港と連絡する鉄道や道路施設から10キロのところにある。

ストラテジック・ミネラルズ社に関する詳細はhttp://www.strategicminerals.co.ukを参照。


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