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トヨタ自動車、グローバルビジョンを発表 苦境乗り越え

 トヨタ自動車は10日、グローバルビジョンを発表した。リーマンショック後の経営環境悪化や一連のリコール問題などを通じて企業ビジョンを再検討。今後の成長を占う新たなビジョンを策定した。ビジョン策定に当たっては、世界各地域のメンバーで策定チームを編成し議論を重ねた。今回発表したグローバルビジョンは以下の通り。

<トヨタ グローバルビジョン>
人々を安全・安心に運び、心までも動かす。
そして、世界中の生活を、社会を、豊かにしていく。
それが、未来のモビリティ社会をリードする、私たちの想いです。
一人ひとりが高い品質を造りこむこと。
常に時代の一歩先のイノベーションを追い求めること。
地球環境に寄り添う意識を持ち続けること。
その先に、期待を常に超え、お客様そして地域の笑顔と幸せに
つながるトヨタがあると信じています。
「今よりもっとよい方法がある」その改善の精神とともに、
トヨタを支えてくださる皆様の声に真摯に耳を傾け、
常に自らを改革しながら、高い目標を実現していきます。

 豊田社長は、本ビジョン発表に際し「トヨタは、創業以来74年に及ぶ歴史の中で、さまざまな試練があったが、どんな時も『世界のお客様の笑顔』を励みとして、『社会に役に立つクルマをつくる』という想いで困難を乗り越えてきた。お客様の笑顔のために、持続的な成長を実現できる企業を目指して、グローバル30万人の従業員とともに心を一つにして、トヨタの新たな歴史をつくっていきたい」と意気込みを語った。


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