アップルがiPad2発売、軽量薄型へ改良 処理速度もアップ
より薄く軽量に、そして動作が速くなったiPad2(写真・アップル) アップルは3日、タブレット型多機能携帯端末の新商品「iPad(アイパッド)2」を発売すると発表した。初代モデルと比べ厚さは3分の2の8.8ミリで、重量は約590グラムと15%ほど軽くなった。アップルの新デュアルコアA5プロセッサ等の搭載により処理能力を大幅に向上したなどの特長がある。
iPad2は11日米国を皮切りに、25日から日本などで販売される。ボディの軽薄化を実施するとともに、処理能力やグラフィックスの向上やカメラ2台の搭載、バッテリー駆動時間を最長で10時間に伸ばすなどの改良が加えられた。
さらにモバイルオペレーティングシステム最新版iOS4.3が搭載されたことで、Safariモバイル閲覧機能は更に高速になった。他の機能面でもiTunesホームシェアリングや改良されたAirPlayをはじめ、iPad本体横のスイッチを使ってスクリーンの向きをロックしたり、オーディオをミュートにできるなどがある。
初代モデルは全世界で1500万台以上販売されている。発表会に出席したスティーブ・ジョブズCEOは「他社が競って第一世代のiPadの真似をしている中、私たちはiPad 2を発売します。これにより、追いつくべきゴールは遥か先に移動し、競合他社はもう一度最初から設計をし直すことになるでしょう」と強気の姿勢を見せている。
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- [家電・弱電]アップルがiPad2発売、軽量薄型へ改良 処理速度もアップ 2011/03/04 金曜日