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ダイキン工業、新に研究開発拠点を開設へ 国内3拠点を集約

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イメージ図(写真・ダイキン工業)
 ダイキン工業は22日、淀川製作所(大阪府摂津市)内に技術開発拠点「テクノロジー・イノベーションセンター」を設立することを発表した。投資額は約300億円。2011年5月に着工し、2014年11月から業務を開始する予定。堺、滋賀、淀川の国内3拠点の研究・開発技術者約1000名を集約する。将来的には1600名規模まで拡大させる予定で1拠点に集中させることで技術情報の共有化やコミュニケーションを促進して、強みであるヒートポンプ・インバータ・フッ素化学等といった中核の技術開発の効率化とスピードアップを図る。

 テクノロジー・イノベーションセンターは総床面積約5万8000平方メートルにおよぶ巨大研究施設。人・知識・情報が循環する“ナレッジフロー構造”を採用し、機能別に3つのゾーン「テーマ実行ゾーン」「テーマ創出ゾーン」「オープンゾーン」で構成する。

 空調では世界トップクラスとなる高低差100メートルの空調試験塔や、世界中の環境(-40℃~+60℃の外気温、日照、風雨など)を再現する、家一軒がまるごと入る環境試験室、グローバル各市場のノイズ規制に対応するため、室内機・室外機の”電磁ノイズ”を同時に計測できる電波暗室を日本で初めて設ける。

 空調・フッ素化学市場は、新興国を中心にグローバルで急速に拡大している。同社では、それぞれの地域市場ニーズに合致したタイムリーな商品投入がさらなる成長の鍵であると見ており、世界最高レベルの実験設備を備えた「世界一の技術開発環境」を1カ所に集中させることで、開発のスピードアップを図る。


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