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三菱重工コンプレッサ、韓国・現代重工にコンプレッサ技術供与

 三菱重工コンプレッサは17日、韓国の現代重工業にコンプレッサ技術を供与することで合意したと発表した。コンプレッサの内製化で自社製品の価格競争力向上を目指す現代重工業と、製品の販路拡大を狙う三菱重工コンプレッサの思惑が一致した。

 今回締結したライセンス契約の対象機種は、ガスの陸上生産設備や洋上浮体式生産・貯蔵・積出設備(FPSO)に用いられるコンプレッサと、発電所などで使われる燃料ガスコンプレッサ。中国市場向けを除き、韓国内のEPC(設計・建設・調達)企業や造船会社などを経由する全世界向けの案件について、非独占の製造権および販売権をHHIに供与する。

 ライセンス機の生産では、ローターなどの回転体は三菱重工コンプレッサが供給し、現代重工業が非回転体および補機を製作・調達する。それぞれの得意分野を分業することにより、品質および価格競争力を高める。現代重工業は即時に受注活動を始める方針で、自社が手掛けるプラントやFPSOに搭載する一方で、コンプレッサ単体を韓国国内のEPC企業や造船会社に対して販売。3年後には年間30台の受注を目指す。


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