日立製作所、風力発電機工場を増設 製造能力1.7倍へ
完工した新工場棟外観(写真提供・日立製作所) 日立製作所は9日、日立事業所山手工場(茨城県日立市)で建設中だった風力発電用の発電機製造工場の新棟が完工したと発表した。新棟建設と増産体制の構築に約40億円を投資。今後、風力発電用発電機の製造能力を1.7倍へ増強させ、グローバルな市場拡大に対応する。
建設した新棟は、建築面積7973平方メートル、延べ床面積8660平方メートルの鉄骨平屋建(一部2階建)で、1月27日に完工した。
同社では同棟と今後進める増産体制の構築に約40億円を投資し、機械工程集約やタクトタイム低減、リードタイム短縮による生産効率の向上を図り、最終的に、製造能力を2013年までに現在の1.7倍となる年産2400台へ増強。風力発電用発電機の事業拡大を図り、2015年度には、6%以上まで高め、世界シェアトップクラスを目指す。
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- [電力・発電]日立製作所、風力発電機工場を増設 製造能力1.7倍へ 2011/02/10 木曜日