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自動車向け電子システムの多角化を図る、スペインのフィコサ社

【バルセロナ(スペイン)4日PRN=共同JBN】自動車向けシステム・部品の研究、開発、製造、販売で世界的リーダーであるスペイン企業グループ、フィコサ社(Ficosa)は、セキュリティー、通信、エネルギー効率に関連する電子システム分野における有力企業になるために、より大きな付加価値製品を保有する国際的かつ多角的な事業に向けた未来に向き合っている。この多国籍企業グループは1949年に創立され19カ国で事業展開しているが、自動車産業以外の新しい部門を含めるために電子製品の革新性を推し進めるとともに事業活動を多角化することによって質的な飛躍を遂げている。

新しいフィコサは、自動車、商用車両、技術の現行事業部門にエネルギー効率向上を目指した製品設計、製造に注力する再生可能エネルギーを含めるほか、エンジニアリング部門に交通、航空宇宙、通信、鉄道、再生可能エネルギー、健康技術などの分野のプロジェクトを加えることによって、事業活動を拡大している。同グループは6000平方メートルの研究開発センターを改修して、これを自動車、エレクトロニクス、エネルギー、通信に特化したスペインで最も重要な技術センターにする。

ビラデカバイス(バルセロナ)にある6万平方メートルのソニー工場の買収はこの新戦略の一環であり、これによって同グループは、センター・オブ・エレクトロニック・エクセレンス(Centre of Electronic Excellence)を設立し、より多くの電子的およびソフトウエア・コンテンツを備えた製品への転換を完成することができる。同グループはまた、車両トランスミッションの電子技術、アクチュエーターとメカニズム、バックミラー製造と再生可能エネルギーに特化した世界レベルのセンター・オブ・エクセレンス(Centre of Excellence)3カ所を持っている。

フィコサ社のサビエル・プホル最高経営責任者(CEO)は「われわれは、グループの5つの戦略的支柱であるグローバリゼーション、顧客多角化、革新性、業務効率、金融強化を拡大することが可能な一連の事業を基盤として、フィコサを明るい将来展望を備えた実に強力な企業にすることによって、危機を乗り越えた」と語った。

フィコサは、地元競争企業の統合と補完的競争企業との戦略的提携の推進を通じて北米およびアジアでのグローバルな成長に専念している。

詳細については以下まで:
Isabel Vea - +34-609-643-085 - ivea@arenalia.com -
http://www.ficosa.com


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