第4四半期も引き続き下落、中国自動車産業の景況感指数
【北京26日PRN=共同JBN】中国国家統計局中国経済景気観測センターと、コンサルタント企業であるシノトラスト国際情報コンサルティング(新華信国際信息諮詢有限公司、本社:北京)は26日、景況感指数が下落し、徐々に通常状態に戻りつつあるとする2010年第4四半期の「中国自動車産業景況感指数」を共同発表した。発表内容は以下の通り。
1.2010年第4四半期の中国自動車業界動向指数は103・2(2001年=100)で、前期比1・6ポイント下落し、徐々に通常の状態に戻りつつある。
2.中国自動車産業の早期警戒指数は同四半期に120・0ポイントとなり、前期に比べ6・7ポイント下落、「グリーンゾーン」に近づいている。
3.中国自動車産業の起業家期待指数は同四半期108・0ポイントとなり、前期に比べ13・1ポイント減となった。
4.同四半期のディーラー・マネジャー指数は前期比10・8ポイント減の105・0ポイントだった。
2010年第4四半期の中国自動車産業景況感指数は、第3四半期に引き続いて若干の下落を示し、徐々に通常の状態に戻りつつある。とりわけ自動車産業の営業と生産に関連するほとんどの指数は、「グリーンゾーン」に入ることに成功している。さらに事業範囲の拡大と生産構造の最適化の両方が、2010年の自動車産業のパフォーマンスをすばらしい成長に結びつけた。起業家とディーラの双方は、第4四半期の自動車市場に大変満足しているが、2011年第1四半期の自動車販売については確信が持てないでいる。これが信頼感指数の下落につながっている。
2011年第1四半期の自動車生産・販売の成長率は、2010年第1四半期の高い記録と自動車購入を促進した政府の政策の変更を受け、大幅に下落するものと予測される。しかし、中国における自動車購入は概して初期の段階で、自動車に対する需要は都市部と農村部とも増加している。従って自動車産業には有望な未来があり、2011年における自動車の生産・販売は安定した成長を維持するものと見られる。
連絡先
Yumei HUI
+86-10-5926-7560/5926-7608
huiyumei@sinotrust.cn
報道関係連絡先
Sophia LIU
+86-10-5926-7722
liuqian@sinotrust.cn
▽シノトラスト(新華信)について
シノトラストは、中国におけるマーケティング、クレジットのソリューションの主要サプライヤーである。シノトラストは市場、消費者、企業の情報を集めて分析、管理して、情報とサービス、技術を統合した上で、マーケティング・リサーチ、企業情報、コンサルティング、データベース・マーケティング・サービスを提供している。
シノトラストの詳細はhttp://www.sinotrust.cnを参照。
前後の記事
記事バックナンバー
- [四輪・二輪]第4四半期も引き続き下落、中国自動車産業の景況感指数 2011/01/27 木曜日