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京セラ、中国の太陽電池モジュール新工場完成 生産能力3.5倍

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完工した京セラ(天津)太陽エネルギーの新工場棟(写真・京セラ)
 京セラは、中国天津市で建設を進めてきた太陽電池モジュールの新工場棟が完成したと発表した。現在同地にある既設工場の生産機能を今春までに全面移管する予定で、生産能力を現在の3.5倍となる360MW体制の構築に向けて設備の増強を図っていく方針。

 新工場は2009年10月に着工。建築面積9600平方メートル、延床面積2万7533平方メートルの一部4階建。太陽電池モジュールの生産を行い、今春の稼動を予定する。今後は太陽光発電システム(93kW)および高効率ターボ冷凍機を導入し、年間生産能力360MWを目指す。

 京セラは2003年、日本企業として初めて、中国での太陽電池モジュール生産を開始。同工場を受け持つ京セラ(天津)太陽エネルギー有限公司は、京セラが世界5拠点で展開する太陽電池生産の一翼を担う、重要な拠点となってる。


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