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IHIと東芝、原発向けタービン機器の製造会社を設立

 IHIと東芝は17日、原子力発電所向けタービン用機器を製造する合弁会社「IHI・東芝パワーシステム」を設立したと発表した。

 新会社はIHIの浜事業所(神奈川県横浜市磯子区)を拠点とする。約3万平方メートルの敷地に最新鋭の大型製造設備を設置。3次元CADシステムなどを用いて東芝が設計するタービン用機器を製造し、沸騰水型(BWR)および加圧水型(PWR)原子力発電向けに提供する。

 IHIと東芝は従来、沸騰水型(BWR)原子力発電所の建設および運転保守ビジネスにおいて、密接な協力関係を築き活動してきており、また米国ウェスチングハウス社に出資して、加圧水型(PWR)原子力市場への参入及びビジネス拡大についても取り組んでいる。

 新会社の設立で、IHIは、得意とする原子炉圧力容器や格納容器の製造に加え、従来手掛けていなかったタービン機器製造という新たな事業領域の拡大につなげ、また、東芝は、タービンの生産能力を拡大し、原子力事業のサプライチェーン強化を図る。


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