三菱電機、炭酸ガスレーザー加工機を中国で生産へ
1月から生産を開始する三菱電機大連機器(写真・三菱電機) 三菱電機は28日、炭酸ガスレーザー加工機を中国で生産することを発表した。これまで名古屋製作所で生産してきたが、中国における板金加工需要の伸長に対応するため、現地生産を決定した。生産移行は1月から実施され、月産10台を見込む。
中国では、自動車、鉄道車両、社会インフラをはじめとする各分野で製品の多様化と製品サイクルの短縮化が進んでおり、これら製品に使われるステンレス鋼板、アルミニウム板、鋼板などの切断加工としてレーザー加工を用いることが増えている。同社では、炭酸ガスレーザー加工機の需要は今後も年率15%前後の成長が見込んでいる。
三菱電機ではこれまで、名古屋製作所で炭酸ガスレーザー加工機のキーパーツであるレーザー発振器から数値制御装置(NC)、加工機本体までを一貫して開発・生産を行ってきたが、今後拡大する中国市場での競争力を強化するため、現地生産を決めた。
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- [機械・部品]三菱電機、炭酸ガスレーザー加工機を中国で生産へ 2010/12/28 火曜日