ボーイング、「787」飛行試験を再開
飛行試験が再開された787ドリームライナー(写真・米ボーイング) 米航空機製造大手のボーイングは22日、開発が進められている次世代航空機787ドリームライナーの飛行試験(フライトテスト)を再開すると発表した。11月に試験飛行中に機体内部で火災が発生。これに伴い電力分配システムのソフトウェア仕様向上を行った。
飛行試験の再開は、試験専用機「ZA004」を用いて実施される。同社が規定するテストを完了させ、その後、機体の非常動力装置であるラムエア・タービンの起動テストなどを実施する予定。
ボーイングでは、フライトテストの中断期間も認証取得に向けた地上テストを継続しており、今後も量産用の機体を使用し、更に地上テストを実施する方針。
なお、787型機プログラム全体の新スケジュールは、今後のフライトテストの実施スケジュールが決定した段階で、1月中に決定する予定。
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- [航空・宇宙]ボーイング、「787」飛行試験を再開 2010/12/24 金曜日