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ヤマトHD、マレーシアで宅急便事業を開始

 ヤマト運輸を手掛けるヤマトホールディングスは16日、マレーシアにおいて宅急便事業(コレクト事業を含む)を開始することを発表した。

 製造業のグローバル化が進むなか、東南アジア(ASEAN)は中国やインド、日本・韓国・台湾、オーストラリアなどに囲まれているという地理的特性から、物流の結節点、世界の製造拠点として輸出と内需の拡大による経済成長を加速させている。また、域内には6億人近い人口を抱えている巨大な消費市場として注目されている。

 なかでもシンガポールとマレーシアは、ASEAN域内で特に密接な経済圏を形成している。同社では今年1月にシンガポールで宅急便事業を開始しており順調な事業展開を行っている。これを踏まえ、マレーシアでの宅急便事業を、2国間を宅急便ネットワークで結ぶことを視野に入れ、来年9月下旬を目途に開始する。

 開始するサービスは、日本で培った「時間帯お届けサービス」、「冷凍・冷蔵対応」および「代金決済サービス」といった物流サービスなど。


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