中国向けシャープ製スマートフォンに部品供給、アトメルが発表
【サンノゼ(米カリフォルニア州)14日PRN=共同JBN】 マイクロコントローラーおよびタッチソリューション大手のアトメル(Atmel:登録商標)コーポレーション(Nasdaq: ATML)は14日、シャープ株式会社(Sharp=登録商標 Corporation)が同社のスマートフォンSH8128Uにアトメル製maXTouch(商標:マックスタッチ)mXT224タッチコントローラーを採用したと発表した。シャープ製スマートフォンSH8128Uは、アトメルのmaXTouchソリューションを導入したことによって、ユーザーの意図しない画面へのタッチを防ぐとともに、より精密なタッチ操作性とバッテリーの長寿命化を実現して全体的な使い勝手を向上させた。今日の中国市場で発売されているシャープ製スマートフォン新製品は、Android(アンドロイド)をベースに中国の通信ネットワークに合わせて最適化された基本ソフトウェア(OS)Tapas OSを採用している。3・5インチ、480×800ピクセルのWVGAタッチスクリーンディスプレイを搭載したこのシャープ製スマートフォン SH8128Uは、チャイナテレコム(中国電信)から発売されている。このスマートフォンはさらに、Bluetooth(登録商標:ブルートゥース)/WLANに対応しており、マイクロSDカードスロット、フラッシュ付き500万画素オートフォーカスカメラが内蔵されている。
シャープの柳内繁信通信システム事業本部副本部長は次のように述べている。「当社がアトメルのmaXTouchコントローラーを選んだ理由は、それがタッチの正確さと低消費電力によるバッテリーの長寿命化を実現したことにある。無制限にタッチを認識し、意図しないタッチを防止する機能を含む特長を備えたシャープのスマートフォンSH8128Uは、全体的な使い勝手が向上している。アトメルのmaXTouchは、極めて高いタッチ精度を実現した、市場でも数少ないタッチソリューションのひとつである。当社で用意したパッケージオプションに加えて、このタッチ機能のおかげで、当社は非常に強い競争力を持つスマートフォンを中国市場に投入できると考えている」
アトメルのmaXTouchデバイスは回数無制限のタッチ認識に対応しているため、ユーザーの使い勝手は大幅に向上している。さらに、内蔵されたジェスチャー機能や意図しないタッチを無視する機能を含む高度なタッチ操作性のおかげで、スマートフォンだけでなく、タブレットPC、ネットブック、モバイルインターネットデバイス(MID)などのアプリケーションユーザーにも、より直感的な操作性、満足感と信頼感を与えるユーザーインターフェースを実現する。
アトメルのJon Kiachianタッチマーケティング担当シニアディレクターは次のように述べている。「当社のmaXTouchコントローラーは、Tapas OSを採用したスマートフォンの迅速な市場投入を促す。シャープのスマートフォンSH8128Uは、中国市場で利用できる卓越したスマートフォンである。アトメルのmaXTouch技術によって、世界各地の市場向けのスマートフォンからタブレットPC、デスクトップPC、ノートブックPC、モバイルインターネットデバイスのタッチスクリーンまで、数々のアプリケーションを使えるようにすることができる」
ツイッターでツイート推奨。「アトメルのmaXTouchソリューションが中国向けシャープ製スマートフォンSH8128Uに採用される」 http://www.tinyurl.com/atmel-touch
▽アトメルのmaXTouch技術について
アトメルのmaXTouch技術は、今日のユーザーインターフェース要件を上回るクラス最高の設定容易性を実現している。高度なタッチスクリーン機能には、無制限にタッチを認識する機能、意図しないタッチを防止する機能、ストレッチ/ピンチ/回転ジェスチャー認識、携帯電話での手書きおよび(顔検出を含む)形状認識機能、MIDやネットブックでのグリップ無効・手のひら非認識機能も含まれている。
アトメルのmaXTouch技術について詳しくはアトメルのウェブサイト(http://www.atmel.com/products /touchscreen)またはアトメルのYouTube(ユーチューブ)チャンネル(http://www.atmel.com/youtube)参照。フェースブック(http://www.atmel.com/facebook)またはツイッター(http://www.atmel.com /twitter)でもフォローできる。
▽アトメルについて
アトメル(Atmel Corporation, Nasdaq: ATML)はマイクロコントローラー、静電式タッチスクリーンソリューション、先端ロジックLSI、ミックスドシグナルLSI、不揮発性メモリ、高周波(RF)部品の設計製造の世界的大手。アトメルは、業界で最も広範囲に及ぶ知的財産権(IP)技術ポートフォリオを活用することによって、産業用製品、消費者向け製品、通信、コンピューティング、自動車の各市場に特化した完全なシステムソリューションをエレクトロニクス産業に提供することができる。
▽シャープについて
シャープ株式会社(Sharp Corporation)は、エレクトロニクスの未来を形成する上で重要な役割を果たす画期的な製品および中核技術開発の世界的大手。液晶ディスプレイ(LCD)と各種のデジタル技術で市場をリードしているシャープは、最も高度な家電製品、情報製品、電子部品を豊富に取り揃えるとともに、新たなネットワーク事業を創造している。
シャープについて詳しくは同社のウェブサイト参照(http://sharp-world.com/index.html)。
(c) 2010 Atmel Corporation. All Rights Reserved(不許複製・禁無断転載)
アトメル(Atmel:登録商標)、社名ロゴおよびその組み合わせ、maXTouch(商標)、その他はアトメルまたはその子会社の登録商標もしくは商標である。Sharpはシャープ株式会社の商標である。それ以外の用語および製品名は他社の商標として使われている可能性がある。
前後の記事
記事バックナンバー
- [電子・半導体]中国向けシャープ製スマートフォンに部品供給、アトメルが発表 2010/12/14 火曜日