豊田自動織機など、インドネシアにコンプレッサー生産会社を設立
豊田自動織機とデンソー、豊田通商の3社は8日、インドネシアにカーエアコン用コンプレッサーの生産会社を2011年1月に共同で設立することを発表した。成長が著しいアジア、特に東南アジアの自動車市場に対応するためで、デンソー・インドネシアのコンプレッサー事業を分離する形で同社工場内に設立する。2011年6月から生産を受け継ぐ。初年度の年生産は100万台を計画している。
東南アジア向けにはこれまで、デンソー・インドネシアにおいて、コンプレッサーを生産してきたが、市場拡大が今後も見込まれることから新会社を設立を決めた。新会社名は「ティーディー・オートモーティブ・コンプレッサーインドネシア(略称=TACI)」。資本金は1873億ルピア(約17.3億円)で、出資比率は豊田自動織機50.1%、アストラ・オートパーツ25.7%、デンソー・インターナショナル・アジア20.0%、豊田通商インドネシア4.2%。
新会社では2015年度までに生産能力を現在の100万台から160万台へ増加させる計画。また、トヨタ自動車の小型車「エティオス」用のコンプレッサーについても、新会社で生産を行い、インド向けに供給する計画。
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- [四輪・二輪]豊田自動織機など、インドネシアにコンプレッサー生産会社を設立 2010/12/09 木曜日