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<10月自動車実績>日産自、国内生産12%減、海外生産は22%増

 日産自動車が26日に発表した10月の生産・販売・輸出実績は、世界生産は前年同月比11.6%増の36万3227台で10月としては過去最高を記録した。このうち、国内生産は同比12%減の8万7215台。海外生産は21.9%増の27万6012台で単月として過去最高を記録した。

 海外生産を国別でみると、米国はスポーツ多目的車(SUV)やトラック系車種の台数増で1.4%増の4万7280台、メキシコは「ティーダ」をはじめとする全ての車種が台数増となり27%増の5万2276台、英国は新型車「ジューク」の純増が貢献し1.7%増の4万355台、スペインは主に「プリマスター」「NV200」の台数増が貢献し97.3%増の1万1178台、中国は主に新型「マーチ」の純増および「キャシュカイ」の台数増により17%増の8万4686台で10月として過去最高を記録、その他の地域は新型「マーチ/マイクラ」の生産を開始したタイおよびインドでの台数増が大きく貢献し92.5%増の4万237台だった。

 販売では世界販売が11.4%増の31万9330台で10月として過去最高を記録した。そのうち軽自動車を含む国内販売は24.1%減の3万3626台。国内登録は新型「エルグランド」(8月フルモデルチェンジ)、新型「マーチ」(7月フルモデルチェンジ)、新型車「ジューク」(6月販売開始)が健闘したものの、エコカー補助金終了の反動や「セレナ」のモデル切り替えによる台数減が影響し30.6%減の2万5369台だった。軽自動車は「ルークス」(2009年12月販売開始)の純増により6.6%増の8257台だった。

 海外販売は17.9%増の28万5704台で10月として過去最高を記録した。国別にみると、米国は主に「アルティマ」「ローグ」「フロンティア」の好調により16.1%増の6万9773台。欧州は10月に販売開始した新型車「ジューク」の純増、およびロシアでの販売回復が大きく貢献し10.6%増の4万9366台。中国は新型「マーチ」の純増および「ティアナ」「キャシュカイ」の好調により16.6%増の8万3681台で10月として過去最高を記録。その他の地域は、主に新型「マーチ/マイクラ」を投入したタイ、インドの販売増が貢献し31.7増の5万9197台だった。

 輸出では12.4%増の6万3749台だった。このうち、北米向けは主に新型車「ジューク」の純増および「インフィニティGシリーズ」「ローグ」の台数増により27.4%増の3万9560台。欧州向けは主にロシア向けモデルの台数増により17.6%増の5935台だった。


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