チェコのスコダ・パワー、トルコへ蒸気タービン3基を供給
【プルゼニ(チェコ)4日PRN=共同JBN】スコダ・パワー(Skoda Power)はこのほど、133メガワットのスコダ蒸気タービン3基をトルコのカンキリにある3S Enerji ve Maden A.S.社におよそ6000万ユーロで提供する契約を結んだ。
スコダ・パワーはまた、軸方向濃縮出力を持つ3基の濃縮蒸気タービンの設置と稼働開始までの間、発電機、コントロールシステム、濃縮・再生システム、パイピング、電機部品および技術的助言を提供する。
2010年9月1日に、トルコの首都アンカラ近郊で新しい地熱発電プラントの起工式が行われた。トルコの投資会社ユルドゥズラ・ホールディングが石炭探鉱から発電、最終使用者への給電まで完全にカバーする。
3基のタービンすべては3年以内にオンライン化される計画。精製されたエネルギーの一部は、最近民営化されたオスマンガジ・ネットワークを通じてユルドゥズラ・ホールディングが供給する。
スコダ・パワーは現在、トルコの蒸気タービン市場における主要なプレーヤーの一社と考えられており、ほぼ20%の市場占有率を持つ。この中にはソマ発電所(165メガワット6基)、ERDEMIR発電所(40メガワット1基)が含まれている。またスコダ・パワーは2009年にボル県で120メガワット2基を納めており、工事は現在進行中である。
▽スコダ・パワーについて
スコダ・パワーはドゥーサン・パワー・システムズの一部で、蒸気タービンを主とするパワープラント用機材の製造、サプライヤーの欧州大手企業である。同社のポートフォーリオには様々なアプリケーションに用いられる蒸気タービン(5-1250メガワット)が含まれる。スコダ・パワーは蒸気タービンで100年以上の経験を持っている。
▽ドゥーサン・パワー・システムズ(Doosan Power Systems)について
ドゥーサン・パワー・システムズは、発電に関するクリーンでグリーンな技術、製品、サービスの大手プロバイダーである。その範囲はターンキーな発電所プロジェクトからボイラー、タービン、原子力・風力発電に及ぶ。ドゥーサン・パワー・システムズは、ドゥーサン・バブコックのボイラーに関する卓越した経験とスコダ・パワーのタービンに関する卓越した経験を結び付けている。
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- [電力・発電]チェコのスコダ・パワー、トルコへ蒸気タービン3基を供給 2010/10/04 月曜日