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清水建設と日本精工、床制振システムを共同開発

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制振装置の設置事例(写真・清水建設)
 清水建設と日本精工は24日、床に伝わる微振動を回転エネルギーに変換する制振システムを共同開発したと発表した。第1号は、京橋に建設中の清水建設の新本社ビルに適用する。

 同システムは、病院やホテル・大スパンオフィスの居住性の向上を目的に開発されたもので、歩行時の微小な床の上下振動を回転運動に変換して吸収する制振システム。制振装置本体とバネ部材で構成され、床の上下振動を回転運動に変換するボールねじ機構と、ボールねじに対して軸回り(直交方向)に回転する円形の回転錘(フライホイール)からなる。

 2.0リッターのペットボトルぐらいの大きさで、重量はわずか10キログラム、うち錘の重量は4キログラム程度だが、2トン~4トンの錘とばねを組み合わせた従来製品と同等の制振効果を発揮することができる。

 清水建設の新本社ビルでは、基準階となる16フロアの天井内に計96台を設置する予定。


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