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川崎造船、58型ばら積運搬船「OCEAN COLOSSUS」進水

58型ばら積運搬船「OCEAN COLOSSUS」
進水式の様子(写真・川崎造船)
 川崎造船は、神戸工場で製造中のシンガポール「K LINE PTE LTD(ケイ ライン プライベート リミテッド)」向け58型ばら積運搬船「OCEAN COLOSSUS(オーシャン コロッサス)」(川崎造船・第1639番船)の命名・進水式を6日に行った。

 同船は、川崎造船が新たに開発した58型ばら積運搬船の2番船。進水後岸壁で艤装工事を行い、今年10月に竣工し、船主に引き渡す予定。

 船体の全長は約197メートル、長さ(垂線間長)194メートル、幅(型)32.26メートル、深さ(型)18.10メートル、夏期満載喫水(型)12.65メートル、総トン数約3万3500トン、載貨重量トン数約5万8000トン。主機関は、川崎-MAN B&W 6S50MC-C7の1基。連続最大出力は8630kW×116回転/分。

 主な特長は、船首楼付き平甲板型で、穀類、石炭、鉱石、鋼材などの貨物が積載可能な5船倉を有する。各ハッチカバー間の船体中心線上に4基の30トンデッキクレーンを装備しており、荷役設備の無い港湾でも荷役作業が可能。

 船体強度の信頼性向上のための新規則(共通構造規則:CSR)を適用し、高い安全性を確保。バラストタンクの腐食防止対策として定められた新塗装基準(PSPC)を適用し、高品質の塗装している。

 また、燃料油タンクを二重船殻構造化することで、万一の際の海洋汚染防止対策を施した環境に配慮。省燃費型ディーゼル主機関及び高効率タイプのプロペラ、さらに川崎造船で開発したカワサキフィン付ラダーバルブ及び抵抗の少ない滑らかな船首形状を採用し、推進性能を向上させることにより燃料消費量を低減させている。


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