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三菱電機、空調機の圧縮機新工場完工へ 生産能力15万台に


圧縮機新工場の外観(写真・三菱電機)
 三菱電機が冷熱システム製作所(和歌山県和歌山市手平)構内に建設中の業務用空調機・冷凍機の圧縮機新工場が近く完工する。新工場の稼働により生産能力は年間10万台から15万台に増強される。

 同社によれば業務用空調機の世界市場は、中国を中心とする新興国で需要が増加しており、2011年度は2009年度の31万7000台から41万2000台へと拡大が見込まれる。

 業務用空調機はこれまで欧州向けが中心だったが、2009年の省エネ法改正によりリプレース需要が高まっている国内をはじめ、米国・アジア・オセアニアなど世界各地で採用が増加しており、特に需要の拡大が急速に進んでいる中国では、業務用途のほか住宅用途でも同社のビル用マルチエアコン「シティマルチ」が使用されているなど用途も拡大している。

 三菱電機はこれら需要の拡大に対応すべく、圧縮機の新工場を建設し、生産能力を従来の1.5倍となる年間15万台に増強する。


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