4期ぶりに小幅低下、中国自動車産業景気観測指数
【北京22日PRN=共同JBN】中国国家統計局中国経済景気観測センターと、コンサルタント企業であるシノトラスト国際情報コンサルティング(新華信国際信息諮詢有限公司、本社:北京)は22日、やや低下はしたが水準としては依然高いとする今年第2四半期の中国自動車産業景気観測指数を共同発表した。発表内容は以下の通り。
1、今年第2四半期の中国自動車業界動向指数は105・7(2001年=100)で、前期に比べ0・1ポイント低下した。これまで3期連続で上昇しており、低下は4期ぶり。
2、早期警戒指数は133・3で前期と変わらずで、引き続き「警戒水域」にある。
3、中国自動車産業起業家期待指数は113・5で、前期に比べ2・1ポイント低下した。
4、ディーラー・マネジャー指数は91・7ポイントにとどまり、今後の販売低迷期を前にディーラーが販売に自信を持っていないことが明らかになった。
今年第2四半期の中国自動車産業景気観測指数はやや低下したが、水準としては引き続き高い。伸びは鈍化しているが、生産、販売、利益、税などの指数はすべて引き続き上昇しているほか、自動車業界の在庫積み増し段階はほぼ修了し、現在の在庫水準は適正とされる範囲の上限となっている。最終製品における資本占有率の伸びは鈍化しつつあり、自動車メーカーが注視しつつある。起業家期待指数、ディーラー・マネジャー指数はともに低下し続けているが、両指数ともに今後の自動車業界の操業見通しについては意見が分かれており、さらに分かれるとみられている。
第2四半期の自動車メーカー、ディーラーを対象に行った今回の調査結果では、自動車メーカーが市場冷却化の兆候に気づいていることから、これまで急速に伸びてきた生産は第3四半期には鈍化する見込みだ。またディーラーも今後は販売が低調となる季節を迎えることから第3四半期の市場動向には非常に慎重、あるいは懸念する声もある。
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- [四輪・二輪]4期ぶりに小幅低下、中国自動車産業景気観測指数 2010/07/23 金曜日