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ホンダ、新小型ワゴン「フリードスパイク」発売 ゆったり空間

フリードスパイク ホンダは8日、新型コンパクトハイトワゴン「フリードスパイク」を9日に発売すると発表した。“可能性搭載コンパクト”をコンセプトに、荷室にも併用できるゆとりの室内空間を実現させた。車両価格は159万8000円(税込)から。国内における月間の販売台数は2500台を計画している。

 「フリードスパイク」は、全長4210ミリ、全幅1695ミリ、全高1715ミリの小型ボディながら、荷室にも併用できるゆとりのある室内空間を実現。ホイールベースは2740ミリとロングサイズながらも、十分なタイヤ切れ角を確保して最小回転半径5.2メートルとし取り回し性を実現させた。

 後席の床面地上高は390ミリ(FF車)と低く設定したことで、小さな子どもやお年寄りでも無理なく乗り降りできる。また、ワンステップフロアを実現したことで、後席左右の床面をドアサイドまでフラットにでき、足元のスペースをより広く確保している。

 室内空間は、前後に180度回転させることでカーゴルームのフロア高を変えられる新発想の「反転フロアボード」を採用。左右を分割してあるので、荷物の大きさや量により使い分けることが可能。反転操作はグリップに手をかけ、ボードの片側を持ち上げるだけでスムーズに行うことができる。

 また、ダイブダウン機能とゆったりとした座り心地を両立したリアシートを採用。ダイブダウン時のフラットなフロアを実現するため、シート全体を薄く設計しながらシートクッションにはS字形状のバネを採用することで快適な座り心地を実現した。

 運転支援の面では、フロントピラーの断面形状をドライバーから細く見えるよう設計し、さらにサイドウインドウ下端のラインを前方へ行くに従い低くなるように設定するとともに、大型の三角窓を採用。安心感のある爽快な視界を実現。

 視線の移動角度を少なくするため、メーターをステアリングホイールの外側に配置したアウトホイールメーターを採用したほか、後退時の運転をサポートする、後方視角支援ミラーをタイプ別に採用。車内から死角となりがちなエリアを正立像として確認することができる。また、黄色い補助線がミラーに映ることで、およその車幅や自車と障害物の関係が把握しやすく、後退時の運転操作に安心感を与える。 

 パワートレインは、1.5リッターi-VTECエンジンを採用し、16.4km/Lの優れた燃費性能を実現。たくさんの荷物を載せた状態でも伸びやかでトルクフルな走行性能としている。また、トルクコンバーターによる力強くスムーズな発進特性と、CVT(無段変速機)ならではの変速ショックのないなめらかな加速特性を合わせ持つ、トルクコンバーター付CVTトランスミッションを採用。

 安全・環境性能では、衝突時の自己保護性能の向上とともに相手車両への攻撃性も低減するコンパティビリティ対応ボディを採用。更に歩行者との衝突の際の傷害軽減に配慮した、歩行者傷害軽減ボディを採用した。また、側面衝突時の頭部への衝撃を緩和するサイドカーテンエアバッグシステムと前席用i-サイドエアバッグシステムをタイプ別設定。ほかにも、VSA(車両挙動安定化制御システム)をタイプ別設定した。

 ボディカラーは、新色のクールターコイズ・メタリックを加え、パッションレッド・パール、プレミアムナイトブルー・パール、プレミアムブラキッシュ・パール、プレミアムホワイト・パール、アラバスターシルバー・メタリック、ポリッシュドメタル・メタリックの全7色。


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