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電子書籍端末の国内販売台数、今後5年間で230万台に?

 米アップル社製「ipad(アイパッド)」が日本でも発売され、更に注目度が高まった電子書籍端末。米国では今年度中に600万台まで拡大すると推測されており、市場規模の更なる拡大が期待されるが、日本国内においては“ペーパーレス化”を嫌う動きもあり、まだまだ不透明感が漂う。

 シード・プランニング社がとりまとめた国内における今後の市場予測によると、今後5年間で販売台数230万台、市場額は495億円に達するとした。

 米国では、06年9月にソニーが「リード」という名称で販売開始し、翌年にはアマゾン・ドット・コムが「キンドル」を市場に投入するなど、電子書籍端末への注目が高まっている。同国における09年の電子書籍端末の出荷台数は300万台と推定され、10年には600万台にまで市場は拡大すると予測されている。

 一方の国内では、08年度の電子書籍端末市場額は、推計9000万円であり、まだ市場は本格的には立ち上がっていない。しかし、ソニーが10年内に米国で販売している電子書籍端末を国内に投入予定と発表しており、その他メーカー、ベンダーの市場参入も含めて10年度には販売台数は110万台、市場額は237億円に急拡大すると予測した。

 15年度になると、カラー表示、モノクロ表示のいずれもが鮮明なカラー電子ペーパーの実用化が進み、カラー電子ペーパーをディスプレイとする電子書籍端末への、既存ユーザーの買い替えに加えて新規ユーザーの増加もあり、販売台数は230万台、市場額は495億円に達すると予測している。


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