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EV開発技術展&スマートグリッド展開催へ パシフィコ横浜

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説明する大聖実行委員長
 電気自動車の普及・性能向上に一役買うバッテリーや、モータ、充電器、素材などの部品メーカーが一堂に集まる「電気自動車開発技術展2010(EVEX)」が7月14日~16日の3日間、神奈川県横浜市のパシフィコ横浜で開かれる。会期中は、クリーン発電や次世代送電網の構築に必要な技術・部品が集まる「クリーン発電&スマートグリッドフェア2010(CSF)」が併催される。

 6月30日には、開催に向けた記者会見が東海大学校友会館で開かれ、EVEX実行委員長の大聖(だいしょう)泰弘教授(早稲田大学大学院)と、CSF実行委員長の横山隆一教授(早稲田大学大学院)がそれぞれ、開催概要を発表した。

 EVEXは、次世代車の有力候補として期待される電気自動車(EV)の技術開発と普及を目的とした展示会。モーターやバッテリーを始めとしたEVに関連する最先端の部品、素材、技術が一堂に介する。

 大聖実行委員長は「部品関連への強い関心が寄せられている。電気自動車の普及促進にはここ5年が鍵を握る。部品に対する技術の信頼性向上や量産化によるコストの削減が重要のテーマ。展示会では将来の方向性を予測する上でのヒントや同業他社の動きを把握することができる」と説明した。

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挨拶を述べる横山実行委員長
 CFSは、発電時における二酸化炭素の排出量ゼロ化に貢献する「クリーン発電」と次世代送電網「スマートグリッド」に特化した展示会。太陽光や風力などの発電システムをはじめ、送配電網の構築に必要なハードウェアおよびソフトウェアに関する技術・製品が集結。自然エネルギーによる発電を効率よく、且つ安定的に供給するための提案がなされる。

 横山実行委員長は「電力を蓄積して効率よく送信するシステムが注目されている。CO2の発生は発電時が26%、ガソリンが19%を占めている。国内では原子炉によって排出量を削減する動きが見られるが時間が掛かる。短期的に進めるための代替策として再生可能エネルギーやヒートポンプなどが上げられるが普及促進には効率の良い配電システムが必要である。今回の展示会ではそれらテーマに沿った技術交流が図れればよい」と述べた。

 会期中は、両展示会共通の企画として「大容量バッテリ特設ゾーン」と「スマートコミュニティ特設ゾーン」を設置。24つのセミナーや、EV実写展示・同乗体験会、セグウェイ試乗会なども開催される。


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