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米ゲティ・ペトロリアム社が仲裁申請、エタノール価格で

【イーストメドー(米ニューヨーク州)30日PRN=共同JBN】米石油会社のゲティ・ペトロリアム・マーケティング社(Getty Petroleum Marketing Inc.、以後ゲティ)は30日、ペンシルベニア州のエタノール製造企業であるバイオノル・クリアフィールド社(Bionol Clearfield, LLC、以後バイオノル)を相手取り、米国仲裁協会(AAA)へ仲裁手続きを申請したと発表した。

 ゲティはバイオノルからエタノールを買い取る5年契約を結んでいたが、エタノール買い取り価格をめぐって両社の間に対立が生じた。両社は契約で、対立問題をAAAによる拘束的仲裁によって解決することで合意していた。ゲティは、契約で定められたバイオノルからのエタノール買い付けは続けている。ゲティは、支払い紛争に関する契約条件に従い、対立している金額分を除いて、エタノール代金として毎月数百万ドルをバイオノルに支払っている。

 ゲティのバディム・グルズマン最高経営責任者(CEO)は「ゲティの望みは、対立金額に関して合意に達し、バイオノルと取引を続けることだ。合意ができない場合は、係争中の仲裁によって対立を解決する。そうしたすべては、エタノール契約に盛り込まれている」と話した。

 ゲティの親会社であるロシアのルクオイル(OAO LUKOIL)は契約当事者ではなく、今回の仲裁手続きにも関係していない。


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