ホンダ、ベトナム二輪車工場の生産能力を増強 年産200万台へ
ホンダは29日、ベトナムの二輪車工場(HVN)の生産能力を増強させ、年産200万台体制にすることを発表した。既存敷地内で建屋を拡張して行う計画で、総投資額は約7000万ドル(約63億円)となる見通し。稼働開始時期は2011年後半を予定している。
ベトナムの二輪車市場は、2009年は販売台数226万台と前年比2割増で堅調に推移しており、中国・インド・インドネシアに続いて世界第4位の市場である。特にATモデル市場は75万台(前年比7割増)と、伸長が著しい。HVNは、2006年にベトナム初のATモデルとなるClickを発売。2007年にはスポーティーなATモデルAir Blade、2009年にはLeadを発売するなど、ATモデルを続々と投入してきた。今後のATモデルの需要拡大も視野に入れ、今回の能力拡大の決断に至った。
HVNは、1996年の設立以来、14年間で累計700万台の生産を達成。14年連続で過去最高販売台数を更新し、昨年はベトナム国内のシェア63%と順調に販売を伸ばしている。
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- [四輪・二輪]ホンダ、ベトナム二輪車工場の生産能力を増強 年産200万台へ 2010/06/29 火曜日