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エナジー・パブリッシング、コークス用炭諮問グループ設置

 【ノックスビル(米テネシー州)17日PRN=共同JBN】エナジー・パブリッシング・グループ(Energy Publishing Group)は17日、オーストラリア、カナダ、米国産コークス用炭の価格指数の一層の発展を指導する諮問グループを設置したと発表した。石炭業界のベテランからなるこの著名なグループには、いずれも国際貿易におけるコークス用炭の技術的側面と市場を熟知しているピーター・リリー、ニール・ブリストウ、ロス・ステンレーの各氏が含まれている。

 ピーター・リリー氏はコンソール・エナジーの石炭グループ社長のポストから最近引退した。それ以前にはピーボディーの最高執行責任者(COO)、カー・マギー・コールの社長やその他の営業、マーケティングのポストを歴任した。ピーボディー、コンソールでは、CCH-Low(コピーライト)およびCCH- High(同)の指数を構成する米国産の良質の高揮発性炭、低揮発性炭の営業、マーケティングの責任者も務めた。同氏はウェストポイント(米陸軍士官学校)を卒業し、ベトナムで軍務に就き、帰国後にハーバード大学でMBA(経営学修士号)を取得し、それから石炭業界に入った。

 ニール・ブリストウ博士は、世界の石炭業界に対して助言を提供しているH&Wワールドワイド・コンサルティングのマネジングディレクターである。コンサルティング分野に入る前は22年間にわたって製鉄用炭業界に積極的にかかわった。BHPビリトンの石炭技術・品位利用、市場予測、業界・価格分析、市場戦略など一連の分野で働いた。BHPビリトンのシンガポールの炭素鋼材料グループで8年間主任アナリストを務めた。石炭業界の専門家として認められており、多くの会議で議長を務め、コークス用炭の利用と市場について文書を提出した。CCQ(同)指数の基礎となる良質のクイーンズランド産炭を熟知している。

 ロス・ステンレー氏はコークス用炭の事前処理、利用の専門家として広く認められている。事前処理プラントを運営したことがあり、既存のコークス・バッテリーのブレンドとの最良の適合性を見つけ出して新たに生産された石炭の市場を開発する業務の責任者だったこともある。ジェリンバ・リソーセズとともに低揮発性炭のPCIアプリケーションでの使用の先駆者となり、オーストラリア産石炭に新たな市場を開拓した。同氏のキャリアには冶金学者、調整プラント・マネジャーなどの技術職や、テクニカルマーケティング・マネジャー、ゼネラルマーケティング・マネジャーなどのマーケティング・ポストが含まれている。同氏は現在、コンサルタント会社のサルバ・リソーセズのテクニカルマーケティング・マネジャーである。

 エナジー・パブリッシングは3つの価格指数の開発で石炭業界の主要企業と緊密に協力してきた。この諮問グループは変化する業界状況に対応する方針について時に応じてガイダンスを提供すること、また指数が正確で偏向せず、市場を代表するものであるための保証の一つとして指数価値の計算について一般的なガイダンスを提供することが期待されている。


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