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米ボーイング「747-8型」開発順調、初号機胴体組立開始

ボーイング
胴体組立が始まった747-8型初号機(写真・ボーイング)
 米航空機製造大手のボーイングは日本時間15日、大型旅客機747-400型の後継機として開発が進められている最新モデル747-8型のインターコンチネンタル(旅客向け)初号機の胴体組立を開始したと発表した。

 組み立て作業は、長さ9.6メートル(31フィート8インチ)のセクション41と呼ばれる前胴部にパネルを装着する。セクション41は胴体の最前部で、アッパーデッキにはフライトデッキが置かれ、メインデッキは多くの航空会社がファーストクラスとして使用する客室前部となる部位。

 6月11日には貨物型の747-8フレイターの型式検査承認(TIA:Type Inspection Authorization)を米連邦航空局(FAA)より取得。これにより、テスト機へのFAAスタッフの搭乗が可能となり、必要とされるフライトテストからのデータ収集が加速、747-8型機チームは認証に向けたテストを拡大していく。このテスト期間では、フライトエンベロープの極限を探り、極限天候下でのフライトや高地にある空港での離発着テストなどの他、過速度状態やハードランディング、エンジン停止状態時などでのテストを繰り返す。

 747-8型機は、高性能を誇る747型ファミリーの最新型機で、航空会社に最高の運航経済性を提供し、環境性能も大きく向上している。ボーイングではこれまでに、747-8インターコンチネンタルを33機、747-8フレイターを76機の計109機を受注している。


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