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アルミナ価格設定の構造変化の牽引役としての中国
記事提供：ABN Newswire
Ｓｙｄｎｅｙ, ２０１０年６月４日, (ＡＢＮ Ｎｅｗｓｗｉｒｅ) - Ａｌｕｍｉｎａ Ｌｔｄ. (ＡＳＸ:ＡＷＣ) のチーフエグゼクティブＪｏｈｎ Ｂｅｖａｎ氏は木曜日のＵＢＳ オーストラリア資源会議(Ａｕｓｔｒａｌｉａｎ Ｒｅｓｏｕｒｃｅｓ Ｃｏｎｆｅｒｅｎｃｅ)にて、現行のアルミナ価格決定システムは業界の根本を代表するものではなく、また中国産業の発展がアルミナ市場の構造的変化をもたらすだろうと述べた。
Ｂｅｖａｎ氏は、スポット市場の重要性が増し、今後数年の間に契約価格の決定がスポットに向かうだろうと予測している。
現在、アルミナ価格はアルミニウム価格にリンクされているが、ＢＨＰ Ｂｉｌｌｉｔｏｎ (ＡＳＸ:ＢＨＰ) をはじめとする資源関連会社は、市場需給均衡化価格を反映する新システムにシフトするか、短期契約を取り入れる必要があると主張している。２０１０暦年第 １四半期のスポット平均は、およそ４５米ドルコンポジット価格を上回っており、過去１２ヶ月ではコンポジット価格の１７％高い数値となっている。
鉄鉱石市場では、中国からの需要の高まりに後押しされスポット価格を基にした短期価格決定システムへ構造的変化が起きている。同様に、世界のアルミナ市場はここ数年、著しい増加を経験している。中国は世界市場シェアの増加、および主に短期・スポットでの取引の牽引役となっている。中国はボーキサイトおよびアルミナの第三者マーケットにおいて大きな影響力を持つものの、同の産業は統合性にかけているとＢｅｖａｎ氏は言う。
同氏はまた、新たな価格決定メカニズムには、ファンダメンタルベースのアルミナ価格インデックスに繋がる可能性のある、中国国外のスポット販売を備えて発展させるべきであると述べた。
Ａｌｕｍｉｎａ Ｌｔｄは、価格決定システムは契約価格の上昇に繋がる可能性があることから、新たなシステムへの移行は同社にとってプラスになると予測している。
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- アルミナ価格設定の構造変化の牽引役としての中国 2010/06/06 日曜日
