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京セラ、米国で太陽電池モジュール生産開始 初年度は年産30MW

京セラ 京セラは3日、米国で太陽電池モジュールの生産を開始したと発表した。米現地法人の京セラアメリカ(カリフォルニア州サンディエゴ市)工場に、新たに太陽電池モジュール生産設備を導入。初年度は年産30MW規模で高出力大型太陽電池モジュールを生産する。これにより、バイ・アメリカン条項への対応も可能となる。

 京セラは既に、メキシコ・ティファナ市の工場で北米市場向け太陽電池モジュールを生産しており、今後、サンディエゴ工場と合わせて、積極的に北米市場への展開を図る方針。

 同社の調べでは、米国では、オバマ政権下で環境・エネルギー分野における景気対策である“グリーンニューディール政策”が展開されはじめ、連邦政府の新エネルギーに対する税制控除や、カリフォルニア州を含む37州におけるRPS法の導入が進んでいる。これにより、今後、米国の太陽電池市場は拡大していくと見られており、2012年度には2009年度の4倍となる2GWまで市場が成長すると見込んでいる。

 同社では、バイ・アメリカン条項への着実な対応、ならびに今後のさらなる市場成長を視野に入れ、このたびの米国太陽電池モジュール生産を開始。2012年度に太陽電池セルの年間生産量1GWを計画しており、今後も世界の各市場のニーズを捉えた品質の高い太陽電池モジュールをタイムリーに供給することで、太陽光発電の普及と環境への貢献を図っていく。


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