シチズンTIC、太陽電池式屋外電波時計発売 電池寿命3倍に
太陽電池式屋外電波時計SLシリーズ(写真・シチズンTIC) シチズン時計は2日、連結子会社であるシチズンTICが、電気二重層コンデンサ蓄電池を採用した太陽電池式屋外電波時計である電波修正(長波式)モデル「SLシリーズ」を7日に発売すると発表した。価格は丸型が32万250円から85万500円、角型が46万7250円から117万6000円。
同社では、既存シリーズでも太陽電池搭載の製品を発売しているが、今回の新シリーズでは更に環境性能を追求し、次世代蓄電池として注目される「電気二重層コンデンサ」を採用した。ニカド電池を使用していた従来品が約5年周期での蓄電池交換が必要だったのに対し、充放電による特性劣化が少ないため、約15年間は蓄電池の交換が不要となった。これにより、メンテナンス費用の軽減と製品の安全性向上を実現した。
ほかにも、電気二重層コンデンサは、有害な重金属(カドミウムや鉛)を使用していなくことや、充電効率がよく、曇りや雨の日でもその日に必要とする電力量を充電できるなどの特長がある。
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- [精密・時計]シチズンTIC、太陽電池式屋外電波時計発売 電池寿命3倍に 2010/06/03 木曜日