タクシン元首相が声明、国連の仲介要請
【バンコク17日PRN=共同JBN】元タイ首相、タクシン・チナワット氏が17日に出したの声明は次の通り。
わが国の歴史の難局にあたり、わたしは同胞とともにある。わたしが見た写真は、想像できる悪夢をしのいでいる。全当事者が恐るべき混乱から身を引き、心から真の対話を始めるよう訴えるほかない。
政府の現在の行動は歴史を侮辱し、われわれの制度と民主主義を恒久的に弱体化させるものだ。政府が罪のない非暴力のデモ隊や民間人に実弾を向ける時、どうやって人命を尊重できるというのか。その多くは女性と子供だ。
わたしは国連に、交渉仲介行動に即時着手するよう要請する。生存権がわれわれをひとつにつなぐ中核的な普遍的価値と理解できない首相を前に、国連は沈黙してはならない。
前後の記事
記事バックナンバー
- [国際情報]タクシン元首相が声明、国連の仲介要請 2010/05/17 月曜日