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東レ、エアバス社向けに航空機用炭素繊維プリプレグを供給

 東レは10日、欧州の大手航空宇宙防衛企業であるEADS(オランダ)と、エアバス向けを中心とする航空機用炭素繊維プリプレグの供給について、2025年までの15年間に渡る長期供給基本契約を結んだと発表した。

 EADSは、欧州の航空宇宙関連企業グループで、傘下の中核企業には世界を代表する航空機メーカーであるエアバス、ヘリコプター製造を手掛けるユーロコプター、宇宙関連製品を提供するアストリウムなどがある。

 東レでは、EADSへプリプレグ加工メーカーを通じて間接的に炭素繊維を供給してきたが、今回の締結により、高機能炭素繊維プリプレグなどの製品を直接供給していく枠組みが整った。

 エアバスでは現在、東レの中弾性率炭素繊維使いのプリプレグを認定中であり、今回の契約締結を機に採用に結びつけ、エアバスの既存機種ならびに今後の新型機種についても東レプリプレグの採用を積極的に働きかけていく考え。


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