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第10回空港都市世界会議が北京で開会、専門家500人超が参加

 【北京22日PRN=共同JBN】エアポートシティ・デベロップメント社(航港発展、ACL)は22日、第10回空港都市世界会議・展示会(10th Airport Cities World Conference and Exhibition、ACE2010)が北京のシャングリラ・ホテルで公式に開会したと発表した。4月21日から23日までの3日間のイベントには、約50カ国から500人を超える専門家が集まる。訪問者は産業での自らの経験、特に将来の発展トレンドについて討議、それを共有する。今回のような一流イベントが中国本土で開催されるのはこれが初めて。

 ACLのデスモンド・シャム副会長兼最高経営責任者(CEO)は「われわれはACE2010を開催することを極めて誇りに思うとともに、大いに喜んでいる。今回の会議は北京および中国北部の空港を基盤とした経済の大きな発展の可能性を海外のわれわれの仲間に対して示す。われわれは、同会議が国内空港の意思決定者と国際空港の同輩との間のコミュニケーションを強化し、両者が一緒になってグローバルな国際都市産業の発展を一層推進することを望む」と述べた。

 会議開催者のACLは中国の急速成長する経済と航空セクターを紹介するため、北京空港都市をより理解しその大きな潜在的可能性を感じ取ってもらう目的で、参加者を北京空港経済地区への訪問に招待した。

 ACLは北京空港市を建設する一連のプロジェクトを実行してきた。これらのプロジェクトは、北京天竺自由貿易区に位置する最初の空港を基盤とした保税物流パークであるACLPを含んでいる。ワンストップの通関手続きと保税物流ビジネスモデルを利用することによって、ACLPは企業が物流効率を向上し運用コストを削減することを支援する。ACLは、ACLPが成功することによって北京が国際航空物流ハブに転換し、空港を基盤とした経済の迅速な成長を促進するためにACLPの経験を中国の他の空港ハブと共有することができることを望んでいる。

 空港都市の先駆者で、米ノースカロライナ州チャペルヒルにあるノースカロライナ大学のケナン・インスティチュート・オブ・プライベート・エンタープライズ(Kenan Institute of Private Enterprise)所長であるジョン・D・カサーダ教授、エアポート・カウンシル・インターナショナル・アジア太平洋(Airport Council International Asia-Pacific)のタン・スリ・バシル・アハメド理事長、北京首都空港グループの高世清副社長、中国民航大学・空港経済研究所長のツァオ・ユンチュン教授ら世界中からの専門家が会議に出席し、主要トピックについてプレゼンテーションを行い、意見を交換する。


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