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東亞合と三井化、電池材料製造で合弁会社設立

 東亞合成と三井化学は19日、リチウムイオン二次電池用電解液の主要原料である「エチレンカーボネート(EC)」を製造する合弁会社を設立することで基本合意に達したと発表した。

 新会社名は「MTエチレンカーボネート」。東亞合成が90%と出資する。工場は、三井化学の大阪工場敷地内に設けられ、約10億円を投資して製造設備を導入する。2011年秋ごろに完成予定で、生産能力は年間5000トンを予定。ECの原料であるエチレンオキサイド(EO)は、三井化学から供給を受ける。

 自動車など向けにリチウムイオン二次電池の需要拡大が今後更に見込まれることから、設備増強などで対応を検討していた東亞合成と、EO事業競争力強化と大阪工場基盤強化を目指していた三井化学の両者の考えが一致した。


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