ＧＳユアサが栗東にリチウム電池の新工場建設 375億円投資
滋賀県栗東市に建設予定の電気自動車用リチウムイオン電池工場（写真・ＧＳユアサ） ＧＳユアサと三菱商事、三菱自動車工業が出資する「リチウムエナジージャパン」（京都市南区）が、滋賀県栗東市内に電気自動車（ＥＶ）用リチウムイオン電池工場を建設することが発表された。設備投資額は総額３７５億円を予定。２０１２年度初頭より稼動を開始し、三菱自動車製ＥＶ「ｉ－ＭｉＥＶ」５万台に相当する年間４４０万セルを製造する。
リチウムエナジージャパンでは、草津工場（滋賀県草津市）において、約３３億円の設備投資を行い昨年６月から１号ラインによる年産２０万セルの量産出荷を開始。今年４月には同工場への第二期設備投資（約４２億円）が完了し、２号量産ラインにより年産４０万セルの増産出荷を開始する。また、京都工場（ＧＳユアサ京都事業所内）でも増産ラインの設備投資（約６７億円）に着手し、今年１２月から年産１００万セルの出荷開始予定。
栗東工場は２０１２年度下期にはフル稼働となり、この時点で草津、京都、栗東の３工場を合計した生産能力は「ｉ－ＭｉＥＶ」６万７８００台に相当する年産６００万セルとなる。同社では、長期的に国内１０万台相当のリチウムイオン電池の供給体制を目指すとしている。
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