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新日鉄エンジ、静岡市向けガス化溶融施設が完工

bn-100414-02.jpg 新日鉄エンジニアリングは13日、静岡市から178億9000万円で請け負った新西ヶ谷清掃工場の建設工事が3月に完工したと発表。工場には一般廃棄物処理施設向けシャフト炉式ガス化溶融炉が新設され、これによる同社の納入実績は28件となった。

 静岡市新西ヶ谷清掃工場は、日量500トンの可燃ごみ等を処理する施設で、1炉あたりの処理能力は250トンと、静岡県内で最大。同社の静岡県内での納入実績としては、島田市田代環境プラザ(平成18年3月竣工)、袋井市森町広域行政組合中遠クリーンセンター(平成20年3月竣工)に次いで3番目の施設となる。

 新西ヶ谷清掃工場には同社製シャフト炉式ガス化溶融炉が採用されており、1700度~1800度の高温でごみを溶融処理し、発生する溶融スラグはコンクリート二次製品等に、溶融メタルは建設機械のカウンターウェイト等として有効利用される。

 また、ごみ処理の過程で発生した熱エネルギーでごみ発電を行い、工場内外へ電力を供給するとともに、余剰電力は電力会社へ売却される。また、温水を屋内プール等の周辺施設へ供給する等地域のエネルギーセンターとして、静岡市の推進する「環境低負荷型都市の建設」に貢献することが期待される。

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