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住友商事、中国でコマツの建機販売代理4社を完全子会社化

 住友商事は、中国において、コマツの建機販売代理店4社を完全子会社化したと発表。同国における建機市場の需要拡大に伴い、油圧ショベル市場は昨年、前年比23%増の6万7000台(中国メーカー除く)と大幅に伸長。引き続き需要拡大が見込まれることから、中国市場に本格参入する。

 完全子会社化した4社は、吉林小松工程機械有限公司、西安安松工程機械有限公司、武漢小松工程機械有限公司、四川住貿工程機械有限公司で、4社合計の売上高は、297億円に達する。住友商事では昨年1月に、吉林省(本社:長春)においてコマツ代理店を設立。12月には湖北省(本社:武漢)、陜西省(本社:西安)のコマツ代理店に出資、また2010年2月には四川省(本社:成都)にも新たなコマツ代理店を設立していた。

 今後、海外での建機販売代理店における経営ノウハウを中国での小売事業に生かすとともに、出資先に対し積極的に投資を拡大、人材も内外より積極投入する予定。また、2010年度はさらに1社を子会社化する方向で準備を進めている。

 中国の建機市場ではコマツがトップシェアを上げており、住友商事はコマツ代理店への出資を通し、中国での事業収益を拡大していく方針。


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