川崎重工、気象庁向け風洞設備工事を受注
川崎重工業は、国土交通省関東地方整備局から気象庁向け風洞設備工事を受注したと発表した。
同風洞設備は、気象観測に使用する風速計の構造および精度を検査する目的で設置されるもので、空気の流れを作る送風機、空気の流れを整える整流器、測定を行う測定部等で構成される。送風機が基準となる風速に制御された一様な空気の流れを発生させ、測定部においてその流れを被検体である風速計にあてることで風速計の表示風速を比較検査する。
風洞設備は、水平単帰路回流式(ゲッチンゲン型)、測定部開放型で、ノズルは円形あるいは正八角形以上の多角形を予定。ノズル寸法は、直径あるいは対辺寸法が1000ミリメートル、1,200ミリメートルの2種類の吹き出し口を準備し、最高風速は毎秒108メートルまでの検査が可能となる。
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- [-]川崎重工、気象庁向け風洞設備工事を受注 2010/04/11 日曜日