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スコーピオン・ベルデを発売 SUV用としてピレリが発表

【バルセロナ(スペイン)18日PRN=共同JBN】ピレリは18日、スペインのバルセロナ(カタルーニア州)にあるイディアーダ国際試験場でSUV(スポーツ用多目的車)とクロスオーバー車向けとして初めて、高性能で環境に優しいタイヤであるスコーピオン・ベルデ(Scorpion Verde)を発表する。スコーピオン・ベルデは、タイヤの耐用期間、低有害物質排出、騒音軽減、経済的な走り、短い制動距離、快適さといった全般にわたる安定した性能を保証するための新しい素材と新しい構造を誇っている。

▽節約と耐久性:スコーピオン・ベルデはすべて芳香性の油の入っていない素材からできており、燃費は市街走行で最高3・9%、(市街・郊外を合わせた)混在の走行で最高3・4%の軽減を実現する。また騒音は1デシベル軽減し、これは全体から30%軽減することを意味している(3車線の道路で1車線を取り除くことに相当)。さらにスコーピオン・ベルデは均一な摩耗となるよう設計されていることで耐用期間が増している。ピレリの新しいタイヤ類は、以下のような要素によって環境に配慮した特性を保証している。最適化したプロフィールの開発、最先端の素材の使用、最適化した設計手順とエネルギー消散の軽減。これらの特性によって、転がり抵抗は20%低下する。スコーピオン・ベルデはまた、より軽量で、原料の使用を10%削減するよう設計されており、同量を生産した場合に、他より1ユニット当たりで環境への影響を低くしている。

▽すべての道路で快適で安全:スコーピオン・ベルデは性能と環境的特性を結合している:改善された制動、濡れた道路でのこれまでより大きな粘着性とより良い操縦性。このタイヤの新素材は最新の技術を統合している:様々な道路状態にタイヤが対応できるようにする化合物とポリマー構造内のナノ充填粒子。多様な性能を出すために異なる素材を組み合わせたハイブリッド・ファイバー。スコーピオン・ベルデは、濡れたアスファルトでさらなる安全性を確保するように開発されている。これは、水分分散を促進するために4本の深い縦野溝を持つトレッドパターンや濡れた道路で粘着性を増すよう設計された革新的な化合物、そしてすべてのアスファルトで側面グリップを最適化する強化されたショルダーによって達成されている。

スコーピオン・ベルデは、2008年にチンチュラート製品P4、P6バージョンとして復活したピレリの「グリーン・パフォーマンス」エコフレンドリー・タイヤにおける最新製品である。2009年にこれらはP7を含むように拡張された。P7は中型車、大型車向けの最初の環境配慮タイヤである。スコーピオン・ベルデは2010年4月からタイヤ交換市場で入手できるようになり、これによってスコーピオン・タイヤ・シリーズは完了する。このシリーズには4輪駆動用ATR、最高級SUV用に開発されたスコーピオン・ゼロが含まれている。


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