三洋電機、徳島工場にリチウムイオン電池の新技術棟を建設
新棟完成予想図(写真・三洋電機) 三洋電機は15日、リチウムイオン電池の開発・生産拠点である徳島工場(徳島県板野郡)敷地内に、総工費約30億円をかけて、民生用リチウムイオン電池の開発を行う新技術棟を建設することを発表した。新棟は、鉄骨造の4階建。5月に着工し、11月に完工する予定。
リチウムイオン電池は、携帯電話、ノートパソコンなどの情報通信機器を中心に旺盛な需要があり、今後も、動力用や太陽電池とのハイブリッド化といった蓄電用など、さらなる需要の拡大が見込まれてる。また、電池開発へのニーズも、高性能化、低コスト化、開発期間の短縮など、多岐にわたる。
徳島工場は、これまでもリチウムイオン電池の技術開発、生産の中心拠点としての役割を担ってきたが、リチウムイオン電池のニーズの多様化に伴い、新しい電池の試作・評価のための試作設備、測定機器や開発スペースの拡充が望まれていた。今回、建設する新棟は、将来にわたって技術開発競争力を維持、拡大するために、リチウムイオン電池の技術部門として使用するほか、各種実験装置を設置し、電池の試作や性能評価を行う。
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- [電力・発電]三洋電機、徳島工場にリチウムイオン電池の新技術棟を建設 2010/03/16 火曜日