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<アジア市場>中部電力、石炭調達事業を子会社へ移管
Sydney, 2010年3月10日, (ABN Newswire) - 昨夜のウォール街は若干高で取引を終え、水曜日のアジアの株式は横ばいでの取引開始が予想されている。一次産品価格の下落に伴い、同地域の鉄鋼メーカーや資源企業の株式は下落が見込まれている。昨日のアジア市場は大半が若干の上昇を記録した。中国最大の保険会社 China Life Insurance Co. (HKG:2628) (SHA:601628) による上向きな見通しを受け、上海と香港の証券取引所は上昇した。中国の上海総合は0.5%上昇、香港のハンセン指数は0.1%上昇した。韓国の Kospi と台湾の Taiex はそれぞれ0.1%上昇した。しかし日本の日経225は、利益確保に向けた売りを受けて0.17%下落で取引を終えた。
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日本の化粧品卸売業者である株式会社 Paltac (TYO:8283) は、同社の新規株式公開に向け1株あたり2,200円での市場前価格を設定したと語った。ブックビルドの結果に基づいたこの価格は、新規株式公開に対し合計404億8,000万円の価値をもたらす。同社の株式は、3月18日に東京証券取引所と大阪証券取引所において取引が開始される。
日本の中部電力 (TYO:9502) は石炭の価格変動や需要の変化により良く対応するため、石炭調達の全事業を同社100%保有の中電エネルギートレーディングへ移転する予定であると語った。中電エネルギートレーディングは中部電力の既存長期契約に基づいた石炭売買や配送も扱う予定である。これとは別に、インドネシアのエネルギー監督機関は火曜日、日本の中部電力との間で2015年までに200万トンに達する液化天然ガス (LNG) の供給契約を締結したと語った。インドネシアは2011年と2012年の間は年間25万トンを、2013年から2015年までの期間には年間50万トンを供給する予定である。
韓国の建設企業 Samsung C&T Co Ltd (SEO:000835) は、アブダビでの病院建設に関する1兆4,700億ウォンでのプロジェクトをベルギーの建設グループ Besix と共同で獲得したと語った。 Samsung C&T が5,867億ウォン相当となる同プロジェクトの40%を、 Besix はその残りを取得する予定である。
インドの Tata Motors (BOM:500570) の株式が下落した。これは、ドイツの高級車メーカー Daimler AG (ETR:DAI) が収入別でインド最大の自動車メーカーである Tata Motors において保有していた5.34%の株式を3億ユーロで売却したと語ったことを受けたものである。インドでの事業強化を続け、 Tata に対する資本参加の必要性はなくなった、と Daimler は語った。この動きにより、半世紀以上前に始まったパートナーシップが解消された。
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- <アジア市場>中部電力、石炭調達事業を子会社へ移管 2010/03/11 木曜日