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米セルガード社、韓国・梧倉の施設で生産能力拡大

 【シャーロット(米ノースカロライナ州)3日PRN=共同JBN】フィルター膜メーカーの米ポリポア・インターナショナル(Polypore International, Inc.)(NYSE:PPO)の全額出資子会社で、リチウムイオン電池に使われる微多孔膜セパレーターの有力なグローバルサプライヤーであるセルガード社(Celgard, LLC)は3日、韓国・梧倉にある同社リチウムイオン・セパレーター製造施設の生産能力を拡大する計画だと発表した。

 セルガードは今年後半に開始見込みのこの拡大プロジェクトに、約3000万ドルを投資する計画である。拡大によって韓国におけるセルガードのリチウムイオン電池セパレーター生産能力は大幅に増大するが、これはこの地域で加速している同社の事業成功の成果である。追加生産能力は2011年に稼働する見込みで、家電アプリケーションの顧客増大に役立つ。

 セルガードは今年1月、電気自動車(EDV)市場での需要増大をサポートするため、米ノースカロライナ州シャーロットにある自社工場の生産能力を拡大するとともに同州コンコードに生産施設を新設する計画も発表している。

 セルガードは特殊微多孔膜(フィルター膜)の有力なグローバルサプライヤー。セルガード(登録商標)・セパレーターはノートパソコン、携帯電話、デジタルカメラ、電動工具などの個人用エレクトロニクス機器、予備電力/グリッド管理システムや電気自動車などの新しいアプリケーション向けリチウムイオン電池で使われている。これらのセパレーターは陽極と陰極の間にバリアーを提供し、ショートを防ぎ、電池の一方から他方へのリチウムイオンの移動を制御することによって、リチウムイオン電池の性能や寿命に重要な役割を果たしている。

 セルガード-ポリポアの企業-についての詳しい情報はhttp://www.Celgard.com、http://www.Polypore.netへ。


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