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<アジア市場>トヨタ社長、北京訪問 政府高官との面談も
Sydney, 2010年3月1日, (ABN Newswire) - 入り混じった経済データを受け、金曜日の米国株式は若干高で取引を終えた。2.6%の上昇を記録した2月は、ウォール街にとって2009年11月以降で最高の月となった。予想よりも良い内容の米国 GDP 成長により市場での幅広い上昇が支えられ、米ドル安は輸出業者を後押しした。しかし、中古住宅販売における予想外の減少や消費者心理データにより、米国株式は圧力を受けた。
金曜日のアジア各市場は大半が上昇した。上向きな工業生産データを受け、日本の日経は0.2%上昇した。香港のハンセン指数は1.0%上昇、韓国の Kospi は0.5%上昇した。中国の上海総合は金曜日に0.3%下落した。チリで起こった大規模地震を受け、今日の同地域の各市場では金属株・資源株が圧力を受ける可能性がある。
▽企業ニュース
Korea Gas Corp. (KOGAS) (SEO:036460) は、カナダのエネルギー企業 EnCana Corp (TSE:ECA) との間で、カナダでの天然ガス田共同探査・開発に向けた契約を締結したと語った。カナダでの天然ガス田3ヶ所における合計50%の権利の購入、そして同ガス田での共同探査・生産・運営に向け、 KOGAS は今後5年間で11億米ドルを投資する予定である。
日本の新日本石油株式会社 (TYO:5001) は、日曜日に津波が日本北部の太平洋岸に到達した後、太平洋岸北部にある1日あたり145,000バレル規模の同社仙台精油所は通常通り稼動していると語った。日本のメディアによると、1日前にチリで起きた大規模地震に伴い、太平洋岸やその他地域において高さ1.2メートルの津波が観測されたとのことである。
日本の三井造船株式会社 (TYO:7003) とデンマークのセルロース系エタノール技術のパイオニアである Inbicon は、 Inbicon Biomass Refinery 技術に対するライセンス契約を締結した。この契約により三井造船は、東南アジアにおいての Inbicon の技術を利用した多数のバイオマス精製所建設権を有することとなる。三井造船は、ヤシ油生産からの廃棄物がエタノール・エネルギー生産用の固形バイオ燃料・動物の飼料へと変換されうるヤシ油産業においてこの技術を適用する意向である。
中国の内閣である国務院は、 Ping An Insurance (Group) Co. of China Ltd. (HKG:2318) による Shenzhen Development Bank Co. (SHE:000001) における持分増加計画を承認した、と中国のメディアが報じた。しかし、 Shenzhen Development Bank が上場廃止され Ping An Bank と合併するのではないかとの憶測に対し、同2社は返答をしていない。
トヨタ自動車 (TYO:7203) の豊田章男社長は、品質問題に対応すべく月曜日に記者会見を開くため北京を訪問する予定となった。また同社長は、安全と品質に対する同社の決意を再認識してもらうよう、政府高官との面談も行うものと見られている。
シンガポールを拠点とする世界最大のヤシ油生産企業 Wilmar International (SIN:F34) は、世界経済の回復により一次産品価格が上昇したことから、第4四半期の純利益において予想よりも良い内容の18%増を報告した。同社は総売上の約半分を中国から受けており、インドネシアとマレーシアにおいてアブラヤシ栽培林を保有、粉砕・精製工場を運営している。
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