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<アジア市場>日産自、中東市場シェア倍増を目指す
Sydney, 2010年2月15日, (ABN Newswire) - 銀行の預金準備率を引き上げる中国での動き、米国の消費者心理や企業在庫に関する予測よりも低調なデータ、ユーロ圏での GDP データを受け、金曜日のダウと S&P 500 は下落した。今夜の米国市場は大統領誕生日の休日のため閉場となる。
アジアでは、預金準備率を引き上げるという中国による予想外の発表が世界経済の回復に対する不安を高める可能性があるが、今日は中国本土・香港・台湾・ベトナム・韓国・シンガポールなど多くの市場が旧正月休みのため閉場となり、少ない取引量が見込まれる。日本の輸出業者は円安により支えられるものと見られる。月曜日に内閣府が発表した日本の国内総生産データでは、10月-12月四半期において同国の経済が予想よりも速いペースで成長したことが示された。
▽企業ニュース
日本の自動車メーカーである日産自動車株式会社 (TYO:7201) は2010年末までに負債から開放されることを見込んでおり、中東地域における同社マーケットシェアの倍増を目指している、と同社のチーフエグゼクティブが語った。トヨタが大規模なリコールによる打撃を受ける中、同社は短期間で戦術的優位に立つ可能性がある。また日産は来月、すべての人にとって「非常に良い」価格設定となる小型車とともに、ジュネーブにおいて新たなプラットフォームを立ち上げることを計画している。
海外投資家が保有する日本の銀行2行である新生銀行 (TYO:8303) とあおぞら銀行 (TYO:8304) は、計画されていた10月の合併を行わないことを決定したと語った。同2銀行は、システム統合や経営主軸の選択を含む事業戦略の解決において難しい状況に直面している。同2行は昨年7月、財務健全性の修復や合併を通じての事業再建を目的とした合併の基本合意に達していた。
中国の鉄鋼産業が2025年までに生産量を倍増する見込みであるとの分析が示される中、 BHP Billiton (ASX:BHP) の Marius Kloppers 代表は鉄鉱石の基準価格が大きく上昇する見込みであることを示唆した。巨大鉱業企業の BHP Billiton と Rio Tinto (ASX:RIO) は現在、今後12ヶ月に対する基準価格設定のため中国の製鋼業者と交渉中であるものと見られている。
野村ホールディングス (TYO:8604) は、カナダ企業 Nexen Inc. (NYSE:NXY) (TSE:NXY) のヨーロッパ天然ガス・電力事業を約5,500万米ドルで購入する予定である、と Financial Times が月曜日に報じた。この取引により、日本の同金融企業のヨーロッパ・中東・アフリカでの商品売買量が倍増することとなる、と同紙は報じた。
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